ミュゼ・Quai Branly。Enfers et fantômes d'asieに行ってきたよ!

こんにちは。
くらりんです。

オルセー美術館で藤田展やってますね。
行きたいです。

さて、今日はQuai Branlyでやっている「アジアの地獄&幽霊展」に行ってきたので、その感想です。

結構人が多かったです。
とある男の子が「僕これ、妖怪ウォッチで見たよ」と話していて、フランス人のオタク度の高さが伺えました。

てっきり歌麿や石燕の妖怪画なのが多いのかなあ、と思っていたらちょっと違いました。
なんというかアミューズメント志向?

インパクトを残すためか、地獄の生々しさを前面に出しています。



こんな感じのチケット&パンフレットです。

アジア人の地獄観や、幽霊についてあえておどろおどろしく紹介してくれます。
雰囲気出すために室内は薄暗く、赤いライトで照らされていました。

日本をはじめ、韓国、中国、タイ、などについて紹介しています。
上にも書きましたが、地獄についての情報が多いです。

妖怪などのキャラクターを期待していると肩透かしを食らいます。
私は、地獄の7階層についての模型を見るよりも豆腐小僧の絵を見たかったかな。

グロエロは別にいらんわ。

日本のパートでは、お菊さんやお岩さん、それから水木しげる先生についての説明もあったかな?
日本人なら誰でも知っているような民話を紹介しています。

あと、お地蔵さんが置いてあってかわいかったかな。
お地蔵さんって見るとなんだかほっこりしますよね。

村と外の境とか、千と千尋のトンネルとか。
彼らって、境界線においてあるイメージです。

そういえば道祖神との違いってなんなんでしょう。教えて、偉い人。

面白かったのは、中国パートです。
一緒に行った友人Lがキョンシーについて説明してくれました。

キョンシーは、昔、中国の人民がお金がなかった頃、自分の所属する村や町以外で死んでしまった場合に使われた呪法なのだとか。

出先で人が亡くなってしまった場合、死体を村に送り返すにはお金がかかります。
そのため、不思議な薬を飲ませる(?)ことによって、体のみを一時的に蘇らせ、牛車や馬車の後ろに自ら歩いてこさせたんだそう。

その時の移動方法がこう、両手を前に突き出して、まるでウサギのごとく、ぴょん、ぴょんと飛び跳ねるんだそうな。

つまり、中国版ゾンビですね。
これも道教の一部なのかしらん。

友人Lの横でぴょんぴょん飛び跳ねて見せたら、ものすごく嫌がられました。
あんまりにも繰り返すもんだから、「今夜悪夢を見てしまえ」と呪いをかけられました。意外とこういうの怖がるんですよね。カタコンベとかもそうだったなあ。

友人Lは幼い頃からそういう文化に浸かっているので、キョンシーを「怖い」と思うことができますが、私にとっては文化が離れすぎているので全然怖く感じません。

むしろ、飛び跳ねる死体を想像すると滑稽というかシュールで笑えてきます。
ゾンビだとじわじわと近寄ってくるイメージがありますが、こちらはぴょんっ、ぴょんっ、なんだもの。


きも、近寄らないで!
こっち来ないで!
え、跳ねた?
跳ねるの?
なぜ跳ねた。

みたいな、想像しちゃいます。

現実に目の前に出てきたならともかく、怖いですか?
怖くないでしょ。

あとは、火車の絵が迫力あって面白かったかな。
骸骨の絵も怖さというより滑稽な愉快さが出ていて私は好きです。ギャグじみた絵の方が死と生の境界線の曖昧さや連続性を感じます。

それから日本の姑獲鳥の絵もありました。
タイにも似たような話があるらしく(昔の死産の多さを考えれば当然か)、マネキンが飾られていました。

切ないですね。

学生料金の7ユーロを払う価値があったかと問われると、無条件にイエスとは言いにくいですが、アジアが好きな大富豪なら行って損はないかもしれません。

おやすみなさい。ぴょんっ、ぴょんっ。


(ついで)

最近、雨が多いですね。
十分お絵描きして見ました。文字通り10分でお絵描きするんだそうです。








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